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「ふるさと納税」を利用している、もしくはこれから始めようとしている多くの人が、ふるさと納税のメリットばかりに目を向けがちですが、実際には注意すべき落とし穴がいくつかあります。

この記事では、ふるさと納税の魅力を受けつつも、避けるべき落とし穴について、私の体験談も踏まえて紹介します。

 

1. 落とし穴その1:控除額上限のオーバー

ふるさと納税は、寄付金額のうち2,000円を超える部分が、所得税や住民税から控除されますが、上限があります。

この上限を超える寄付をしてしまうと、自己負担が増えてしまうことになります。

返礼品の魅力に引かれて多く申し込むと、控除上限をオーバーしてしまう可能性があります。

控除額は年収や家族構成によって異なるため、各ポータルサイトでシミュレーションを行って計画的に申し込みましょう

 

【控除額上限をオーバーした具体例】

■前提条件

  • 給与収入: 400万円
  • 家族構成: 夫婦と子供1人
  • ふるさと納税の控除上限額: 42,000円(この金額は住民税の所得割額に基づく)

■寄付金額

  • 寄付金額: 60,000円

■控除の計算

  • 実質負担金: 寄付金額60,000円から2,000円を引いた58,000円が控除対象となります。
  • 控除上限を超えた部分:上限額42,000円を超える部分は、60,000円-42,000円=18,000円

この18,000円は控除対象外となり、自己負担が増加します。

■結果

  • 自己負担額:基本の自己負担2,000円に加えて、控除されない18,000円が発生するため、最終的な自己負担は20,000円になります。

 

2. 落とし穴その2:カード名義と申込者の名前が異なる

寄付金の支払い方法として一般的なのがクレジットカード決済ですが、ここに大きな落とし穴があります。

ふるさと納税の申込者とクレジットカードの名義人が一致していないと、税制優遇を受けられない可能性があるのです。

具体的には以下のようなケースが問題となります。

  • 夫名義で申し込んだのに、妻のクレジットカードで支払う
  • 子供の教育資金として祖父母が孫の名義で申し込み、自身のカードで支払う

これらのケースでは、寄付者と支払者が異なるとみなされ、控除が認められない可能性が高くなります。


私自身、一度この落とし穴にはまりかけた経験があります。

家族名義のクレジットカードで支払いを済ませてしまい、後になって気づいたのです。

幸い、すぐに自治体に連絡して対応することができましたが、この経験から学んだことは大きいです。


なお、このような誤りへの対応が自治体によって異なるようです。

柔軟に対応してくれる自治体もある一方で、厳格に規則を適用し、控除を認めない自治体もありますから、申込時には細心の注意を払う必要があります。

  • 申込前の確認: 支払い方法を選択する前に、使用するクレジットカードの名義を必ず確認しましょう。
  • 家族間での情報共有: 家族でふるさと納税を行う場合は、誰がどの自治体に寄付するかを事前に話し合い、支払い方法を明確にしておくことが重要です。
  • 複数の支払い方法の準備: クレジットカード以外の支払い方法(銀行振込やコンビニ決済など)も用意しておくと、不測の事態に対応しやすくなります。
  • 自治体への確認: 不安がある場合は、寄付先の自治体に直接問い合わせることをおすすめします。多くの自治体が丁寧に対応してくれます。
  • 記録の保管: 申込内容や支払い情報、自治体とのやり取りなどは、確定申告時のために必ず記録を残しておきましょう。

 

3. 落とし穴その3:配送時期がかぶる

ふるさと納税の魅力的な返礼品に目を奪われがちですが、配送時期への注意も大事です。

特に食料品の場合、この配慮が欠けるといろんな問題が発生する可能性があります。


例えば、冷凍食品などの返礼品を選択する場合、一度に大量に届くと家庭用冷凍庫のスペースが不足する事態に陥ることがあります。

これは単なる不便さだけでなく、食品の品質維持にも影響しますよね。


また、季節の食材や旬の果物などは、その時期にしか味わえない贅沢な返礼品です。

でも、これらは往々にして消費期限が短いことがあり、配送時期を考慮せずに申し込むと、最高の状態で味わう機会を逃してしまう場合があります。


私自身、ふるさと納税を始めたばかりの頃に、配送時期への配慮を怠った苦い経験があります。

4kgものお肉が2~3ケースも一度に届いたのです。その時はお裾分けしたり大量消費したりして食べ切りましたが、なんだかもったいない気がしました。

 

4. 落とし穴その4:返礼品の選び方

返礼品は魅力的ですが、自分の欲しいものばかりを選んでいると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。

というのも、人気の季節限定品や旬の食材は、申し込み時期と実際の配送時期に大きなズレがある場合があります。

例えば、夏に申し込んだ冬の特産品が翌年の冬に届くといったケースで、このタイムラグを考慮せずに選ぶと、期待と現実のギャップに失望する可能性があります。


また、特に生鮮食品や果物などは、配送中の温度変化や衝撃により品質が劣化するリスクがありますし、産地の天候不順のため、予定していた品質や量が確保できないケースもあります。


さらに、人気の高い返礼品は、想像以上に早く在庫切れになることがあります。

特に年末年始など、ふるさと納税の申し込みが集中する時期は要注意です。

欲しい返礼品を逃さないためには、計画的な選択と早めの申し込みが大事ですよ。


多くの自治体では、一度申し込んだ返礼品のキャンセルや変更が難しい場合があります。

これは、返礼品の準備や在庫管理の都合によるものです。

だから、申し込み前には十分な検討と情報収集が大事というわけです。

 

5. 落とし穴その5:ほかの税金などへの影響

ふるさと納税による寄付金控除は、他の控除と複雑に絡み合って予期せぬ結果をもたらす可能性があります。

例えば、医療費控除は年間の医療費が一定額を超えた場合に適用される控除ですが、ふるさと納税による所得控除が適用されると、総所得金額が減少し、結果として医療費控除の額が減少する可能性があります。

また、住宅ローン控除は、住宅ローンの返済額に応じて税額が控除される制度ですが、ふるさと納税による税額控除が大きい場合、住宅ローン控除の一部が適用されない「控除しきれない」状況が発生する可能性があります。

さらに、ふるさと納税による所得控除が適用されることで、配偶者の収入が控除の適用範囲を超えてしまって、結果として配偶者控除や配偶者特別控除が受けられなくなる可能性があります。

 

6. まとめ

ふるさと納税は素晴らしい制度ですが、その裏には注意すべきポイント(落とし穴)も多く存在します。

返礼品選びや税金などへの影響など、自分自身の状況を考慮して賢く利用することが求められますから、ふるさと納税についての情報と知識を持って利用することで、本来の目的である地域支援や特産品の楽しみを最大限に活かせるわけですね。

 

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